ソウル高等検察庁は25日、尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領の妻・金建希(キムゴニ)さんが知人の経営する会社の株価操作に関与したとの疑惑について、再捜査すると決定した。
この疑惑は金さんが知人の経営するドイツ車の輸入販売会社の株価操作に関与したというもので、韓国メディアによると、ソウル中央地検が下していた不起訴の決定に対し、弁護士らからなる告発者らが再捜査を請求していた。金さんをめぐっては、高級ブランドのバッグを知人から受け取ったとされる疑惑もあり、同様に再捜査の請求があったが、高検は退けた。
一連の疑惑は与党が大敗することとなる昨年4月の総選挙前に批判の的となった。野党のみならず与党内からも批判がでて「金建希リスク」とも呼ばれた。尹氏は同11月、記者会見で疑惑について「すべて私の不注意で不徳の致すところだ」と陳謝したが、事実関係については否定していた。